「最近、いつもと様子が違う気がする」
「ごはんの食べ方が少し変わってきた」
「呼吸が以前より荒い気がする」
長年そばにいたご家族の小さな変化に、ふと気づいたとき。
「もしかして」という思いが頭をよぎって、胸が苦しくなる方も多いのではないでしょうか。
その「気づき」は、ご家族として大切にしてきた何よりの証です。
この記事では、ペットの死期が近いと感じたときに見られるサインや、残された時間の過ごし方、心の準備について、白峯寺動物愛護の会がご案内します。
ペットの体調変化を感じたら、まず考えたいこと
体調の変化に気づいたとき、不安な気持ちでいっぱいになるのは自然なことです。
ただ、すぐに「死期だ」と決めつける必要はありません。体調の変化にはいろいろな原因があり、治療やケアで快方に向かうこともあります。
まず大切にしたいのは、次の3つです。
▼ 「気づけた」ことを大切に
小さな変化に気づけるのは、毎日そばで見守ってきたからこそです。その「気づき」こそが、ご家族にとっての何よりの愛情です。
▼ 獣医さんへの相談が第一歩
体調の変化を感じたら、まずはかかりつけの獣医さんにご相談ください。専門の方の見立てを聞くことで、できることが見えてきます。
▼ 決めつけずに、今を大切に
「もうダメかもしれない」と考えることもあるかもしれませんが、まずは症状の確認と病院への相談をして、今を大切にしましょう。
ペットに見られる体調変化のサイン
体調が大きく変化するとき、いくつかの共通したサインが現れることがあります。
ただし、サインの出方はご家族によってさまざまです。「当てはまる=すぐにどうにかなる」というものではありませんので、まずは落ち着いて様子を見守ってあげてください。
▼ 食欲の変化
食べる量が減ったり、好きだったものを食べなくなったりします。逆に、急に水だけたくさん飲むようになることもあります。
▼ 睡眠・行動の変化
眠っている時間が長くなる、お気に入りの場所から動かなくなる、よく行っていた場所に行かなくなるなど、行動範囲が狭くなることがあります。
▼ 呼吸・体温の変化
呼吸が浅くなったり、逆に荒くなったりすることがあります。体に触れたときに、いつもより冷たく感じることもあります。
▼ 排泄の変化
排泄の回数や状態が変わることがあります。粗相をしてしまうこともありますが、責めずに優しく対応してあげてください。
▼ 表情・反応の変化
名前を呼んでも反応が薄くなったり、目に力がなくなったように感じることがあります。
▼ 鳴き方の変化
普段あまり鳴かない子が鳴くようになったり、逆にいつも鳴いていた子が静かになったりすることもあります。
なお、猫は体調が悪くても我慢して隠す傾向があるご家族です。猫のサインについて詳しく知りたい方は、別記事もあわせてご覧ください。
残された時間を大切に過ごすために
体調の変化に気づいたあと、残された時間をどう過ごすかは、ご家族にとってとても大切な問いです。
「何かしてあげたい」というお気持ちのままに、できることを少しずつ取り入れてみてください。
■ 痛みや苦しみを和らげる
獣医さんと相談しながら、ご家族が少しでも楽に過ごせるよう、できる範囲のケアを続けてあげてください。
■ 食べたいものを食べさせてあげる
食欲が落ちているときは、無理に普段のごはんを食べさせる必要はありません。少しでも口にしてくれるもの、好きだったものを優先してあげてください。
■ そばにいる時間を増やす
お仕事や用事で忙しくしていた時間を、少しだけご家族のそばで過ごす時間に変えてあげてください。撫でてあげるだけでも、ご家族には伝わっています。
■ 安心できる場所を整える
お気に入りの寝床や毛布のそばで、静かに過ごせる環境を整えてあげてください。落ち着いた場所で過ごすことが、ご家族の安らぎにつながります。
■ 写真や動画で思い出を残す
今この瞬間のご家族の姿を、写真や動画に残しておくと、後から振り返るときの大切な宝物になります。
■ 声をかけてあげる
「ありがとう」「大好きだよ」——伝えたい言葉を、たくさん伝えてあげてください。声は届いています。
心の準備として考えておきたいこと
ご家族のお気持ちが少し落ち着いてきたら、いざというときのために、考えておきたいことがあります。
「まだ早い」と思われるかもしれませんが、ある程度心の準備をしておくことで、いざというときに慌てずに過ごせます。
看取りの場所をどうするか
ご自宅で見送るのか、病院での看取りになるのか、ご家族で話し合っておくと安心です。
どちらが「正解」ということはありません。ご家族のお気持ちと、ご家族の体調に合わせて選んでください。
火葬・供養について知っておく
火葬や供養には、いくつかの形があります。合同火葬・個別火葬・立会火葬や、その後の納骨堂・共同墓地・手元供養など、選択肢があることだけでも知っておくと、いざというときに落ち着いて選べます。
ご家族で話し合っておく
ご家族みんなで、見送りについての気持ちを共有しておくことも大切です。
「こうしたい」というお気持ちをお互いに話しておくと、その日が来たときに支え合えます。
一人で抱え込まないでください
ご家族の体調を気にかけ続けるのは、心も体も負担が大きいものです。「自分が頑張らなくては」と一人で抱え込まないでください。
▼ 獣医さんに相談する
日々の様子の変化や、不安な気持ちは、かかりつけの獣医さんに遠慮なく相談してみてください。
▼ ご家族と気持ちを共有する
同じ屋根の下にいるご家族や、離れて暮らすご家族と、お気持ちを話してみてください。話すだけで、少し気持ちが軽くなることがあります。
▼ 専門の施設に相談する
火葬や供養についての疑問は、専門の施設に事前にご相談いただけます。「いつか」のためのご相談も、お気軽に承っています。
白峯寺動物愛護の会について
白峯寺動物愛護の会は、神奈川県茅ヶ崎市にある、寺院が運営するペットの火葬・納骨の施設です。ご家族のお気持ちに寄り添ったお見送りをお手伝いしています。
▼ いつかの時のためのご相談も
「すぐに火葬を」ではなく、「いつかその時のために知っておきたい」というご相談も承っています。
▼ 24時間、お電話を受付
深夜・早朝のお電話にも対応しています。
▼ 神奈川県内は訪問引き取り無料
ご自宅まで伺いますので、お運びの心配はありません。営業時間内にお伺いします。
▼ 火葬・納骨堂・共同墓地を完備
火葬から供養まで、一つの場所でお任せいただけます。
▼ 毎日、お坊様による読経で供養
他の霊園のような月1回の法要ではなく、毎日読経を行っています。
おわりに:今このときを、大切に
ペットの死期に関するサインや、残された時間の過ごし方についてお伝えしてきました。
体調の変化に気づいたとき、まずは獣医さんにご相談ください。そして、ご家族のそばで過ごす時間を、できる範囲で大切にしてあげてください。
「何かしてあげたい」というお気持ちは、ご家族には必ず届いています。
撫でること、声をかけること、そばにいること——どれも、何よりの愛情です。
白峯寺動物愛護の会では、「いつかの時」に向けたご相談も承っています。「まだ早いかも」と思われるご相談でも、どうぞお気軽にお電話ください。
— 白峯寺動物愛護の会 スタッフ一同より —
こちらの記事もあわせてご覧ください👇