長く一緒に過ごしてきた愛犬や愛猫が、年を重ねていくと、ふとこんなお気持ちになる方は少なくありません。
「最期まで、そばで見守ってあげたい」
「介護で、何をしてあげられるんだろう」
「そのときが来たら、後悔しないだろうか」
大切なご家族との時間が、かけがえのないものになっていく時期です。
先にお伝えします。介護も看取りも、特別なことをする必要はありません。そばにいて、穏やかに過ごす時間を大切にすることが、いちばんの看取りです。
この記事では、老犬・老猫の介護と看取りに向き合うご家族へ、できることと心構えを、白峯寺動物愛護の会がご案内します。
老犬・老猫の介護でできること
年を重ねた愛犬や愛猫には、少しずつお世話が必要になってきます。難しく考えず、その子の様子に合わせて、できることをしてあげてください。
▼ 食事のお世話
食べる力が弱くなってきたら、やわらかいものにしたり、少量をこまめに与えたりと、その子に合わせて工夫してあげてください。食べたがるものを優先してあげるのもよいでしょう。
▼ 寝床を快適に
体が痛くならないよう、やわらかい寝床を用意してあげてください。床ずれを防ぐため、時々姿勢を変えてあげることも大切です。
▼ 体を清潔に保つ
自分でお手入れができなくなってきたら、体を優しく拭いたり、汚れを整えたりしてあげてください。
▼ 温度に気を配る
年を重ねると、体温の調整が難しくなります。暑すぎず寒すぎない、快適な室温を保ってあげてください。
▼ そばにいる時間を持つ
特別なお世話でなくても、そばにいて撫でたり、声をかけたりする時間が、その子にとって何よりの安心になります。
介護は、ご家族にとっても負担が大きいものです。無理をなさらず、ご家族で分担しながら、獣医さんとも相談しながら進めてください。
看取りが近づいたときのサイン
その子の最期が近づくと、いくつかの変化が見られることがあります。これらは、体が少しずつ穏やかに向かっている表れかもしれません。
▼ 食欲がなくなる
食べる量が減り、やがてほとんど食べなくなることがあります。
▼ 眠っている時間が増える
一日の多くを眠って過ごすようになります。
▼ 呼吸が変わる
呼吸がゆっくりになったり、間隔が空いたりすることがあります。
▼ 反応が穏やかになる
呼びかけへの反応が、少しずつ穏やかになっていきます。
こうしたサインが見られたら、できるだけそばにいて、穏やかな時間を過ごしてあげてください。体調について気になることがあれば、獣医さんにご相談ください。
最期のときを、穏やかに迎えるために
最期のときが近づいたら、その子が安心できる環境を整えてあげてください。特別なことは必要ありません。いつものそばで、穏やかに過ごすことが大切です。
■ 静かで落ち着いた環境で
慣れた場所、いつもの寝床で過ごせるようにしてあげてください。静かで落ち着いた環境が、その子の安心になります。
■ そばにいて、声をかける
そばにいて、優しく声をかけたり、体を撫でたりしてあげてください。ご家族の声や温もりは、最期まで伝わっています。
■ 無理に何かをしようとしない
「何かしてあげなければ」と焦る必要はありません。ただそばにいるだけで、十分です。
■ ご家族みんなで見守る
ご家族みんなで、その子との最期の時間を共有してください。かけがえのない時間になります。
最期の瞬間は、ご家族にとってつらいものです。でも、そばで見守ってあげられたことは、その子にとってもご家族にとっても、大切な意味を持ちます。
看取りのあとに、慌てないための備え
つらいお話ではありますが、看取りのあとのことを、少しだけ知っておくと、そのときに慌てずに済みます。心の準備の一つとして、頭の片隅に置いておいていただければと思います。
▼ お別れのあと、まず安置を
その子が旅立ったあとは、まず涼しい場所に安置して、ご家族でお別れの時間を過ごします。慌てて火葬を急ぐ必要はありません。
▼ 火葬の相談先を知っておく
どこで火葬をお願いするか、事前に相談先を知っておくと、そのときになって慌てずに済みます。24時間電話を受け付けている施設なら、深夜や早朝でも相談できます。
▼ 供養の形を考えておく
手元供養、納骨堂、共同墓地など、どんな供養の形があるかを知っておくと、お気持ちが少し落ち着いてから選べます。
事前に知っておくことは、決して縁起の悪いことではありません。むしろ、そのときに落ち着いて見送ってあげるための、やさしい備えです。白峯寺動物愛護の会では、こうした事前のご相談も承っています。「そのときが来たら」というご相談だけでも、お気軽にどうぞ。
後悔のない看取りのために
看取りに向き合うご家族が、いちばん心配されるのは「後悔しないだろうか」ということです。
でも、どうか覚えておいてください。毎日そばで見守り、お世話をしてきたこと。その一つひとつが、すでに十分な愛情です。
「もっと何かできたのでは」と思われるかもしれませんが、その子は、ご家族と過ごした時間を、幸せに感じていたはずです。看取りに、正解はありません。ご家族がそばにいて、精一杯向き合ったのなら、それが後悔のない看取りです。
つらいときは、おひとりで抱え込まず、ご家族で支え合ってください。そして、その子との残された時間を、どうか大切にお過ごしください。
白峯寺動物愛護の会について
白峯寺動物愛護の会は、神奈川県茅ヶ崎市にある、寺院が運営するペットの火葬・納骨の施設です。そのときが来たら、ご家族のお気持ちに寄り添って、お見送りのお手伝いをいたします。
▼ 事前のご相談も承ります
「そのときが近いかもしれない」というご相談だけでも、お気軽にどうぞ。事前に知っておくことで、当日慌てずに済みます。
▼ 24時間、お電話を受付
深夜・早朝のお別れにも対応しています。そのときになって、まずお電話いただければ、落ち着いてご案内します。
▼ 神奈川県内は訪問引き取り無料
ご自宅まで伺いますので、お運びの心配はありません。営業時間内にお伺いします。
▼ 合同火葬・個別火葬・立会火葬に対応
ご家族のお気持ちに合った形をお選びいただけます。
▼ 火葬・納骨堂・共同墓地を完備
火葬後の供養まで、ひとつの場所でお任せいただけます。手元供養や分骨のご相談も承ります。
▼ 毎日、お坊様による読経で供養
他の霊園のような月1回の法要ではなく、毎日読経を行っています。
おわりに:残された時間を、大切に
老犬・老猫の介護と看取りについてお伝えしてきました。
介護も看取りも、特別なことをする必要はありません。そばにいて、穏やかに過ごす時間を大切にすることが、いちばんの看取りです。
毎日そばで見守ってきたご家族の愛情は、その子にちゃんと伝わっています。「後悔しないだろうか」と心配されるお気持ちそのものが、深い愛情の証です。そのときが来たら、慌てず、ご家族でお別れの時間を過ごしてあげてください。白峯寺動物愛護の会では、事前のご相談から、そのときのお見送りまで、ご家族のお気持ちに寄り添ってお手伝いしています。
「そのときが近いかもしれない」「事前に相談しておきたい」という方も、どうぞお気軽にお電話ください。
— 白峯寺動物愛護の会 スタッフ一同より —