大切なご家族とのお別れ——
「この暑さの中、どうやって安置してあげればいいんだろう」
「すぐに火葬しないといけないの?」
「ご家族でゆっくりお別れの時間を持ちたいけれど、大丈夫かな」
悲しみと不安が一気に押し寄せて、何をどうしたらいいのか分からなくなる方も多いのではないでしょうか。
夏場のお別れは、ご家族のお気持ちが落ち着く前に動かないといけないように感じて、心の準備ができないままになりがちです。
でも、ご家庭でできる安置の方法を知っておけば、慌てずにお別れの時間を過ごしていただけます。
この記事では、夏にペットを亡くされたご家族に向けて、ご遺体の安置方法と火葬までの過ごし方を、白峯寺動物愛護の会がご案内します。
夏のご遺体安置で大切な3つのこと
まずは、夏場のご遺体安置で大切なことを3つお伝えします。ご自宅でできる対応で、ご家族でお別れの時間を過ごしていただけます。
▼ 涼しい場所に安置する
エアコンの効いた、直射日光の当たらない場所を選びます。室温は20度前後を目安にしてください。
▼ 保冷剤で体を冷やす
タオルで包んだ保冷剤を、お腹のあたりを中心に当てます。状態を保つために大切なことです。
▼ 早めに火葬の相談を行う
ご家族のお気持ちが少し落ち着いたら、火葬施設にご連絡ください。
夏場は1〜2日以内で葬儀を考えてもいいかと思いますが、安置状態で期間は前後します。
不安な場合は早めにご相談ください。
詳しい安置の方法を、続けてご案内します。
夏場のご遺体安置の具体的な手順
ご家庭にあるもので、安置の準備ができます。一つずつ進めていきましょう。
▼ 場所選び
エアコンの効いた部屋の、直射日光が当たらない場所を選びます。床が硬い場合は、タオルや毛布を敷いて、その上に寝かせてあげてください。
▼ ご遺体を清める
体を撫でて、毛並みをきれいに整えます。汚れがあれば、温かいタオルでそっと拭いてあげてください。お口や鼻のあたりも優しく拭きます。
▼ きれいなタオルや布で包む
お気に入りだった毛布や、清潔なタオルで優しく包んであげてください。すっぽり包む必要はなく、体の上にかけるだけでも構いません。
▼ 保冷剤を準備する
保冷剤は2〜3個以上、できれば多めにご用意ください。1つは溶けたら交換するという形で、入れ替えながら使います。
▼ お腹のあたりを中心に冷やす
ご遺体の下に、タオルで包んだ保冷剤を置きます。特にお腹のあたりを中心に冷やすと、状態を保ちやすくなります。直接ご遺体に触れないよう、必ずタオルで包んでください。
▼ 体の上にも保冷剤を置く
余裕があれば、ご遺体の上にも、タオルで包んだ保冷剤を軽く置いてあげてください。
▼ 保冷剤を定期的に交換する
保冷剤は2〜3時間で溶けてしまいます。冷凍庫で冷やしておいた予備と入れ替えながら、状態を保ちます。
火葬までの日数の目安
「夏は何日までに火葬すればいいのか」を気にされる方が多いです。ご家族のお気持ちと、現実的な目安をお伝えします。
夏場は1〜2日以内が一般的
気温の高い夏場は、亡くなってから1〜2日以内の火葬が一般的です。
エアコンと保冷剤での安置で、この期間は問題なく過ごせます。
涼しい時期との違い
春や秋の涼しい時期であれば、2〜3日以内、冬であれば3日以上の安置も可能です。
夏場は気温の影響を受けやすいため、少し早めの判断が必要です。
ご家族のお気持ちとのバランス
「お別れの時間が足りない」と感じられる方もいらっしゃいます。
離れて暮らすご家族の到着を待つ場合もあるでしょう。
そうしたときは、火葬施設にご相談いただくと、ドライアイスの追加など、状態を保つための方法をご案内できます。
ご家族で過ごす時間も大切に
夏のお別れだからといって、慌てて火葬を進める必要はありません。ご家族のお気持ちが整うまで、お別れの時間も大切にしてあげてください。
■ お気に入りのものを近くに
よく遊んでいたおもちゃや、お気に入りだったタオルなど、ペットが大切にしていたものを近くに置いてあげてください。
■ お花をそばに飾る
ペットの好きだったお花や、ご家族のお気持ちに合うお花をそばに飾ってあげると、お別れの時間が穏やかなものになります。
■ ご家族みんなで集まる
離れて暮らすご家族にも連絡し、お別れの時間をみんなで共有できると、後悔の少ない見送りになります。
■ 声をかけてあげる
「ありがとう」「大好きだったよ」——伝えたい気持ちを声に出してみてください。最後の姿を写真や動画に残しておくことも、後の支えになります。
夏のお別れでよくいただくご質問
夏場のご遺体安置について、よくいただくご質問にお答えします。
保冷剤はどのくらい必要ですか?
最低でも2〜3個、できれば多めにご用意ください。
保冷剤は2〜3時間で溶けますので、入れ替えながら使うために、冷凍庫で冷やしておく予備も必要です。
ご自宅にない場合は、近くのコンビニやドラッグストアで購入できます。
エアコンがない場合はどうすればいいですか?
エアコンがない場合は、扇風機を当てたり、できるだけ風通しのいい涼しい場所に安置してください。ただし、夏場はエアコンのある環境に比べて状態の変化が早いため、できるだけ早めに火葬の手配をされることをおすすめします。
何日まで安置できますか?
夏場は1〜2日以内が一般的な目安です。それ以上の安置をご希望の場合は、火葬施設にご相談ください。ドライアイスの使用など、状態を保つための方法をご案内できます。
ドライアイスは必要ですか?
ご自宅での1〜2日の安置であれば、保冷剤で対応できます。それ以上の期間や、より確実な対応をご希望の場合は、ドライアイスの使用をおすすめします。火葬施設にご相談いただければ、ご手配のご案内も可能です。
訪問引き取りはすぐ来てもらえますか?
訪問引き取りは営業時間内に伺います。お電話は24時間受付ですので、夜間にご連絡いただいた場合は、翌日以降のご都合の良い時間をお伝えください。
白峯寺動物愛護の会について
白峯寺動物愛護の会は、神奈川県茅ヶ崎市にある、寺院が運営するペットの火葬・納骨の施設です。夏のお別れにも、ご家族のお気持ちに寄り添ってお手伝いしています。
▼ 24時間、お電話を受付
深夜・早朝のお電話にも対応しています。「どうしたらいいか分からない」というそのお気持ちのまま、まずはお電話ください。
▼ 神奈川県内は訪問引き取り無料
ご自宅まで伺いますので、お運びの心配はありません。営業時間内にお伺いします。
▼ 安置方法のご相談も承ります
ドライアイスの手配や、安置の方法についても、お電話で詳しくご案内します。
▼ 合同火葬・個別火葬・立会火葬に対応
ご家族のお気持ちに合った形をお選びいただけます。
▼ 火葬・納骨堂・共同墓地を完備
火葬後の供養まで、一つの場所でお任せいただけます。
▼ 火葬の日時はご家族の都合で
お電話いただいた日に火葬する必要はありません。ご家族のご都合の良い日時で承ります。
おわりに:夏のお別れも、ご家族の気持ちを大切に
夏にペットを亡くされたご家族へ。
暑い時期だからと、慌てて火葬を進める必要はありません。
涼しい場所に安置し、保冷剤で状態を保てば、ご家族でお別れの時間を過ごしていただけます。
夏場の安置は1〜2日以内が目安ですが、ご家族のお気持ちが追いつかないときは、火葬施設にご相談ください。一緒にできることを考えます。
白峯寺動物愛護の会では、夏のお別れに関するご相談を、24時間電話で承っています。
安置方法、火葬のタイミング、訪問引き取り——どんなことでも、お気軽にお電話ください。
担当者がお話を伺いながら、できることを一つずつご一緒に考えます。
— 白峯寺動物愛護の会 スタッフ一同より —