大切な家族の一員であるペットとのお別れは、思いがけず急に訪れることもあります。
心の準備が整わないまま進めなければならず、「何から考えたら良いか分からない」と不安を抱える方も少なくありません。
白峯寺動物愛護の会では、神奈川県にお住まいのご家族が安心して最期の時間を迎えられるよう、細やかな対応を心がけております。今回は、火葬の際にあわせて決めておくと安心な、大切な3つの準備についてご案内いたします。
火葬日までに決めておくべき供養・納骨のこと
火葬の日時が決まったら、その後のご供養やご遺骨の納め先についてもあらかじめ考えておくと、落ち着いて当日を迎えることができます。
ご供養の方法を決める理由
火葬の後、ご遺骨をどのように扱うかによって、その日の流れや持ち物も変わってきます。
たとえば、以下のような方法があります。
- ご自宅にて骨壺を安置し、日々手を合わせる「手元供養」
- 霊園内の納骨堂へお納めする「個別納骨」
- 他の子たちとともに共用の塔で眠る「合同納骨」
どの方法にもそれぞれの良さがありますので、ご家族のお気持ちに合ったかたちを、ぜひ前もってご検討ください。
ご遺骨の取り扱い方法と希望の伝え方
当日の流れの中で「ご遺骨を受け取るかどうか」も重要な選択の一つです。
ご遺骨をお持ち帰りになる場合
- ご家族の手で大切に拾い上げていただく「お骨上げ」が可能です。
- ご遺骨を納める骨壷や、骨壷カバーの種類の希望を出しておくいいでしょう。
ご遺骨をお返ししない場合
- 霊園の合同供養塔へ、そのままお納めいたします。
- こちらの場合も、後日ご参拝いただくことが可能です。
どちらを選ばれても構いません。
当園ではご希望を丁寧に伺いながら、後悔のないご供養につながるようご案内いたします。
心を落ち着けて進めるために
ご家族の気持ちが少しでも穏やかに整うよう、当日までに確認しておくと良い内容をまとめました。
事前に考えておくこと
- ご遺体の安置方法を調べる
- 火葬の日にちや火葬の種類(個別か合同)について希望をまとめる
- ご遺骨を受け取るかどうかの意向を決める
- お花やお手紙など、納めたいものの準備をする
- ご供養・納骨についてお悩みや質問があるか
これらを確認しておくだけでも、火葬当日に心の余裕を持って過ごすことができます。
また、わからないことがあれば、事前にご相談いただければ丁寧にご説明いたします。
まとめ
ペットとのお別れは、かけがえのない時間です。
だからこそ、火葬の際に何を準備し、どう気持ちを整えるかがとても大切になります。
供養の方法やお骨の扱いなどを事前に決めておくことで、「これで良かった」と思えるお見送りにつながります。
白峯寺動物愛護の会では、神奈川県にお住まいの皆さまに、落ち着いて最期の時間を過ごしていただけるよう心を込めてお手伝いしております。ご不安やご質問がある方は、いつでもご相談ください。