大切なペットが亡くなったとき、「できるだけ身近に眠らせてあげたい」と願い、自宅の庭に埋葬を考える方もいらっしゃいます。手元に残しておきたい気持ちや、思い出の場所に見送りたい気持ちに、強く共感いたします。
しかし火葬をせずそのまま埋葬することには、思わぬ問題が生じることがあります。
「本当にこのままで大丈夫?」「後から困ったりしないかな?」といった不安を抱かれる方も少なくありません。今回は、火葬をせずに庭へ埋葬する場合の注意点や、安心できる供養の方法について、ご紹介いたします。
庭への埋葬にともなう注意点
自宅の庭にペットのご遺体を埋めることは、法律上すべてが禁止されているわけではありません。
ただし、以下のようなリスクがあることを知っておく必要があります。
害虫や異臭の発生
ご遺体を土に還すには時間がかかり、埋めた深さが足りない場合、コバエなどの虫が集まりやすくなったり、周囲に異臭が漂ってしまう可能性があります。
野生動物による掘り起こし
埋葬後、イタチやタヌキなどが掘り返してしまうことがあり、非常に心を痛める事態にもなりかねません。
環境への影響
場所によっては雨水を通じて周辺の土壌や水質を汚してしまう懸念もあります。
とくに川や畑が近くにある地域では注意が必要です。
土地の譲渡や引っ越し時の問題
埋葬した場所を離れる際に、ご遺体をどうするか悩まれる方もおられます。
掘り返すことが心理的な負担となる場合もあり、将来的なトラブルにつながることもあります。
安心して供養するための方法
どうしてもご自宅の庭で供養をしたい方には、「火葬をしてから埋葬する」という方法があります。
火葬後の埋葬でリスク軽減
火葬を行うことで、虫や臭いの心配が大幅に軽減されます。遺骨は衛生面でも安全で、庭に埋葬しても環境に大きな影響を与えることはありません。また、骨壺のまま埋めるのではなく、骨壺から出して埋葬することで、土に自然に還りやすくなります。
移動ができる供養方法を選ぶ
将来の引っ越しや土地の売却に備えたい方には、プランター葬という方法もあります。ご遺骨をプランターに埋めることで、供養の場所をそのまま持ち運ぶことができ、環境への配慮も可能です。
霊園での納骨や供養も検討を
白峯寺動物愛護の会では、個別の納骨や合同供養など、ご希望に合わせた供養の形をご案内しております。お骨壺をお持ち込みいただいての納骨はもちろん、「一緒に自然の中で眠らせたい」「しっかりと区切られた場所で供養したい」といったお声にもお応えしています。
まとめ
自宅の庭にペットを埋めてあげたいという想いは、多くの皆様がお考えになります。
ただし、そのまま土葬することには様々な問題があることも事実です。
「後悔のないお別れ」をしていただくためにも、火葬をした上での埋葬や、霊園での供養も一つの選択肢としてお考えいただければと思います。
白峯寺動物愛護の会では、ご遺骨のお預かりや納骨のご相談も承っております。
「どの方法がいいかわからない」と迷われた際にも、どうぞお気軽にお声がけください。