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春の気温変化で気をつけるべき

2025/03/18
春の気温変化で気をつけるべき

小動物は犬や猫と比べて体が小さいため、わずかな環境の変化でも体調を崩しやすい特徴があります。 春は暖かい日もあれば、急に冷え込む日もあり、室内の環境管理がとても重要です。

1. ハムスターの春の管理ポイント

温度管理を徹底する(寒暖差に弱い)】
→ 気温が10℃を下回ると疑似冬眠状態に陥る可能性があるため、適切な温度管理を行いましょう。

直射日光を避ける
→ 春の日差しは強くなるため、ケージを直射日光が当たる場所に置かないように注意しましょう。

巣材を厚めに敷く
→ 朝晩の冷え込みが激しい日は、巣材を多めに入れて寒さ対策をしましょう。

2. ウサギの春の管理ポイント

換毛期のケアを行う
→ 春はウサギの換毛期にあたるため、こまめなブラッシングが必要です。

温度変化に注意する
→ 15~25℃が適温とされ、急激な気温の変化はストレスになるため、室温を一定に保つことが重要です。

食欲や排泄の変化に気をつける
→ 春は環境の変化で食欲が落ちることがあるため、食べる量や便の状態をチェックしましょう。

3. 鳥の春の管理ポイント

日光浴を適度に取り入れる
→ 直射日光が強すぎるとストレスになるため注意が必要です。

花粉や黄砂対策をする
→ 春は花粉や黄砂が多くなるため、外気を取り入れる際はフィルター付きの空気清浄機を活用すると良いでしょう。

発情期の行動を把握する 】
→ 春は鳥の発情期にあたり、攻撃的になったり、巣作りの行動が増えたりすることがあります。


適切な室温・湿度の維持方法

春は昼夜の気温差が大きく、エアコンや加湿器を適切に使用することで、小動物の体調管理をサポートできます。

1. 室温の管理

  • ハムスター・ウサギ・鳥の適温は15~25℃が目安
  • 気温が急激に下がる日は、ペットヒーターや毛布で保温
  • 日中は暑くなりすぎることがあるため、風通しを良くする

急な寒さに備えてヒーターを活用する
→ 小動物用のヒーターや湯たんぽを用意し、温度が下がる夜間に使用しましょう。

ケージの置き場所を工夫する
→ 窓際やエアコンの風が直接当たる場所は避け、適度に暖かく、静かな場所に設置することが理想です。

2. 湿度の管理

  • 湿度は40~60%が理想(乾燥しすぎると呼吸器に負担がかかる)
  • 加湿器や除湿機を活用し、湿度を一定に保つ
  • こまめな換気を行い、カビやダニの発生を防ぐ

湿度が高すぎるとカビが発生しやすく、逆に乾燥しすぎると呼吸器系のトラブルが起こるため、バランスをとることが大切です。


季節の変わり目に起こりやすい病気とは?

春は気温の変化が激しいため、小動物が体調を崩しやすい季節です。

1. ハムスターの注意すべき病気

◾️ 低体温症(疑似冬眠)

  • 気温が10℃以下になると動かなくなり、危険な状態になることがあります。

◾️ 湿性皮膚炎(ストレスによる皮膚トラブル)

  • 湿度が高くなると皮膚が炎症を起こしやすくなります。

2. ウサギの注意すべき病気

◾️ 毛球症(換毛期に多い消化器トラブル)

  • 飲み込んだ毛が消化できず、胃腸の動きが悪くなる病気です。

◾️ 鼻炎や呼吸器疾患

  • 花粉や黄砂の影響で、くしゃみや鼻水が出ることがあります。

3. 鳥の注意すべき病気

◾️ 気管炎(乾燥や花粉の影響)

  • 乾燥が続くと、喉の炎症が悪化し、呼吸が苦しくなることがあります。

◾️ 発情による体調不良

  • 過剰な発情が続くと、栄養不足や卵詰まりのリスクが高まります。

気になる症状があれば、早めにかかりつけの動物病院に相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。


春の気温変化から小動物を守るために

ハムスター・ウサギ・鳥は気温変化に敏感なため、環境管理を徹底する
適温は15~25℃、湿度は40~60%を目安に管理する
換毛期のケアや花粉・黄砂対策を行い、健康を守る
春に多い病気(低体温症・毛球症・気管炎など)に注意する
異変を感じたら、すぐに動物病院へ相談する

春は小動物にとって過ごしやすい季節ですが、適切な管理を行うことで、健康を維持し、快適に過ごすことができます。

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